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株ってなに？
そもそも株が何なのか、わからないのです。本を読むとそのときだけ、文章としては理解できるのですが、本質的なところはまったくわかっていないのです。
「株とは企業が資金を集めるときに発行する有価証券のことです」
と書いてありましたが、「有価証券」の意味がわからず、辞書でしらべてさらに混乱しました。(＾_＾；)
きっと、これは、水泳の教科書を図解で読んでいるのとおなじことなのですね。足をこう動かして、手の動きはこうやってといった具合です。
やっぱりやってみるのが一番なんですが、泳ぎ方の本を一時間読んだだけで、いきなり海の真中にダイブしたら、まずおぼれちゃいますよね。まずは、足のとどくプールでばた足からということで、管理人はバーチャル株式売買体験に、バーチャル外為売買からはじめたものです。←小心者。
10万円で練習、続いて中国株とやってきましたが、くれぐれも、むりのない、というより、+αの資金（へそくりみたいな）ではじめるのがおすすめです。
↓（注）この先の「会社」は「株式会社」をさします。
こけ：株太郎さん。ものすごく基本的な質問をしていいですか。
株太郎：なんだい？
こけ：株ってなんなんですか？
株太郎：かっかなり基本的だね。
こけ：う〜ん。感覚的にはわかるんですが。説明しようとするとできないんです。
株太郎：そうだね。まず会社（株式会社）ってだれのものだと思う？
こけ：社長とか会長さんのものじゃないんですか？
株太郎：じゃあ、会社でいちばんえらいのはだれだと思う？
こけ：それも社長とか会長さんかなあ。あとは役員のひととか。
株太郎：もっとえらい人がいるんだよ。本来会社はそのひとたちのものなんだ。
こけ：だれですか？
株太郎：株主のひとたちだよ。
こけ：株主 ですか
株太郎：株はね、経営権のばら売りみたいなものかな。たとえば、こけくんが、ソニーの0.1％分株を持っているとしたら、 こけくんにはソニーの経営権が0.1％分あるということなんだよ。0.1％分経営方針に口を出せるというこだね。
こけ：おおっそれはすばらしいですね。
株太郎：でもね、会社の株の50％を保有している株主がいたら、その人は50％の力を持っているということになる。70％の株を保有していれば70％分の力と、つまりこけくんより、権力が圧倒的に強いわけだ。 多数決を取るときなんかにね。 親族経営や、小さい会社だと、社長がそのまま全株主だったりすることもあるけどね。この場合は社長が経営権も全部にぎってるってことになるね。
こけ：なるほど。
株太郎：日本って会社は社長と社員のものっていう考え方が強いんじゃないかな。会社は株主のものっていう認識もあるんだよ。 最近、日本でもCEO（chief executive officer）ってよく聞くけど、株主の代表として取締役会が会社に送り込むひとのことなんだ。経営の最高責任者としてね。 当然株主たちが選んだ人材だから、まず、株価を上げることが仕事だね。株主たちに利益が出るように経営する。つぎにくるのがCOO(chief operating officer) だ。日本でいうとこちらが社長なのかな。
こけ：日本だと「社長」っていう単語はえらい人の象徴みたいでしょう。 昔飲み屋街とかで、むかし
「社長、いい子そろってますよ。そこの社長！」
なんて呼びかけたりしてませんでしたっけ？CEOっていう人は社長よりえらいってことですか？
株太郎：う〜ん。兼任の場合もあるし。会社にもよるから簡単には言えないけど。日産のカルロス・ゴーンなんてそうだね。
こけ：そうかあ。あの人、経営の建て直しのために送り込まれたんですね。すごい大規模なリストラもしませんでしたっけ？あれっ、じゃあ、働いてる人たちの権利はどうなるんでしょう？ひさんじゃないんですか？
株太郎：どこの国だって労働者を守る法律はあるだろうからね。いくら最高責任者が株主側に立っているといっても、そう無茶なことはできないと思うよ。 ストでもおこされて、業績にひびいたら、結果を出せないといって、CEO自体首を切られてしまうことだってあるし。CEOは結果さえ出せば報酬も莫大だしね。
こけ：働いてる人は会社から給料をもらいますよね。株主の人たちはどこから報酬というか、メリットを手に入れるんですか？
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